自作PCの10年目で起こったこと
現在、我が家で動いているPCは自作PCのデスクトップとメーカーPCのノート2台。どれもWindows7から無償アップグレード期間の2012年式。メーカー製ノートはNECでバッテリーは1回交換しているが、メーカーの保証期間も切れ純正バッテリーはもう手に入らない。(バッテリーは社外品があるようだが・・・)
肝心なメインPCは自作のほうで主に動画編集、画像加工と重い作業に使用していて動画のエンコードに書き出す作業は相当PCに負担がかかる。ある日のこと普通に作業していて再起動かけたら起動しない。
- ファンはすべて回るがHDDのアクセスランプが点灯しない。
- 画面に信号がいかず何も映らない。
- ビープスピーカーから音が出ない。
何が原因?
当初はグラボが壊れたのかと思ったが、パソコン工房の500円の簡素な検査ではグラボが原因ではないことが判明。精密検査するとお金が結構かかるので自分は自作PCなのでばらして解決法を探る。ネットも参照しながら・・・
ビープ音が全くならないのがそもそもおかしいのは理解している。
思い当たるのはCPUとヒートシンクの間にグリスを塗るときマザーのソケットにグリスが入り込んでしまった過去がある。もう最初のほうである。当時はダメ元でクレのエレクトリッククリーナーを吹き付けて洗い流した。これが功を奏し自作PCは無事動作していたのだがあれから10年も経ってこの現象。
- 過去にやらかしたことを思い出すとCPU、CPUソケットが怪しい
- ビープ音が鳴らないのはマザーボードに異常が起きている。
- AMD特有のソケットからのすっぽ抜け?
なんとなく原因を絞れた
筆者は上記のことからマザーボードかCPUの故障が怪しいと判断。
なお、マザーボードはソケットAM3+のものでもちろん現在は絶番品。メーカーはギガバイトの970A-D3という当時は1万ちょっとくらいの安価なマザーボードBIOSもGUIではない従来のもの。
CPUはAMD FX8300でこれも2万円しなかったと思う。8コアとなっているが4コア8スレッド。
この画像は素の状態ですが、ソケット部がどうも怪しい感じ出ています。
ネットショップで同じスペックのマザーボードを探す
規格はAM3+のものを楽天市場、アマゾンで探すがヒットするも考えられない高額な値札が付いている・・・こんな価格だと新品のマザーと最新CPUで自作PCが組めるのではと思うくらいなので速攻でネットショップはあきらめた。
以前はヤフオクを利用していたので探すと動作保証はないが1000円からスタートのものもオークションされているので評価の高い出品者から全く同じものを3000円ちょっとで手に入れた。
梱包を開けてみて安心したのは当時のままで運用されていたかのようなボタン電池が目に入る。
ソケット部も何ら問題なさそう。
既存のCPUを取り付けほかのパーツも取り付けていくが、最小構成で行う。
組み上げて起動させるとビープ音がちゃんと鳴り(2回)画面も信号がありBIOSの設定画面も現れた。やはり、入手したマザーボードは手つかずの当時物ということがBIOSのバージョンで分かったがこのCPUに対応させるには最新のF12というものが必要なので、ギガバイトから最新のバージョンをダウンロード、幸いこの時でもすでにクリーンインストールした状態で起動できている。
Windows10に対応した@BIOSはないがそれもダウンロード。
@BIOSだとWindows上でダウンロードしたBIOSをGUI上でアップデートできるので便利。
いろいろBIOSの設定は弄らないと動作しないので当時の説明書も大事。当時はIDEも健在で初期設定がIDEになっている。S-ATAに対応するにはAHCIモードが肝心。
2週間ほど放置していたが3000円くらいで無事復活です。ショップに照査検査が10,000円を超えることを考えると今回のヤフオク入手は成功です。
あとはWindows10のサポート期間残数が問題あと2年は使えるがWindows11には非対応なのでそれまでのつなぎですね・・・マイクロソフトはWindows10が最終バージョンと言っていたけれどね。
見事に破られました。
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